さっちゅうざい

一匹の小さなハエが、部屋の中を飛びまわっている。
戸の開け閉めが頻繁な台所には、ハエなどがよく侵入するが
二階の部屋は珍しい。
珍しく入って来たハエだが、私は容赦しない。
即座に殺虫剤を出して構えるが、目を離した間に見失ってしまった


台所のような殺虫剤の散布が適さない場所には、ハエタタキで対処する。
ハエタタキを持つと、子供の頃を思い出す。

母に着いて近所の魚屋に行くと、店内に深緑色にテカるテープが下げてあった。
我が家では見かけないそのテカテカテープに、子供だった私の目は釘づけ。
そのテープに手を伸ばすと、指がテープに引っ付き離れなくなった。
手をバタつかせると、私の髪の毛にもテープが絡まった。
もう、こうなると、ワナにハマった野生動物である。
傍らにいた母に怒られ、店主は呆れながら、ハサミで私の髪の毛を切り
『ハエ捕りテープ』を離してくれた。

その魚屋さんは、10年ほど前に店仕舞いをしている。
『ハエ捕りテープ』は、まだ商品として存在しているようだ。
取り扱いを注意すれば、ケッコウ有効なんじゃないかなと
ハエタタキを振り回しながら思う。

我が家の至る所に、殺虫剤が常備されている。
昔に比べるとハエの数は少なくなったが、夏場の蚊は駆除が難しい。

最近、また高速バスをよく利用する。
そのバス停が山中にあり、毎年『クマ出没注意』の警告が出る。
ローカル新聞には、毎日のように出没地区の知らせが載っている。
クマ以外にニホンカモシカが国道に入って来たのを見たことがある。
そんな土地柄だから、バスの利用者が少ない時間帯は不安だ。
クマに背を向けることなく、そっと遠ざかるなんて冷静に出来ないだろう。

そのための対策として、自転車に『ジェット噴射の殺虫剤』を備えている。
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緊急時に使うことが出来るかどうかはわからんが、護身用。


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【机上観音?】
この観音様は、私が中学生だった頃、ギフトショップの閉店セールで見つけ
親に頼んで買ってもらった。
あれから数十年、家の仏間や書斎 等々移動しながら、現在は、私の机の上に。
流浪の観音様と殺虫剤。
たまたまの2ショット

3月の地震の際に、観音様が机の下に落下して、床に穴が開いた。




この記事へのコメント

TOMATO
2022年06月23日 18:13
こんにちは、カラスさん

「ハエ取りテープ」って、まだ存在していたのですね。
父の実家の食卓の上にそれはぶらさがっておりました。茶色い油紙のような色で、ハエがべたべたとくっついているその下で、平気で食事をしておりました。今考えるとそうとう、不気味です。

東日本大震災の時、観音様ではありませんが、木彫りの人形が落下して骨折しました。これは身をもって家族を守ってくれたのだと理解しています。カラスさんのところの観音様も、地震の守護神かもしれませんよ。
カラス
2022年06月24日 05:06
TOMATOさん ありがとうございます。

昔は、テープにビッシリ蠅が張り付いていて、気持ち悪かったですね。
テープは、宙吊りにしなければならないので、家の中より外の軒下などに吊るす方が良いかもしれません。殺虫剤は、家の中で噴射すると人間にもよろしくないです。

木彫りの置物が落下したのですか。折れてしまったのは残念ですが、地震の怖さを身を挺して示してくれたのかもしれません。

金属製の観音様は、とても重く、割れることはないでしょうが、
近くに置いていると、気持ちが落ち着きます。
でも、これが足に落ちたら、大怪我をしますね。( ;∀;)
2022年06月24日 07:58
北関東に住んでいた頃、ハエは当たり前に家の中にいましたが、近畿に来てからはほとんど見かけなくなりました。「さっちゅうざい」を使用するのは「G」だけ。それもほぼ丸めた新聞紙で対処するので薬剤の出番はほぼない状態。アスファルトばかりで土や泥がほとんどないからでしょうか?
 素敵な観音様ですね。白衣観音でしょうか?
カラス
2022年06月24日 10:09
KURIさん ありがとうございます。

昭和40年代頃まで、近所に鶏小屋や牛小屋などがある家がたくさんありましたから、ハエの群は塊になって飛んでいました。現在は地域で街中の消毒をするので、随分少なくなりましたが、なんせ、田んぼ、畑が多いので、都会のようではありません。

観音様の名前は、わからないのですが、手に巻物のようなものをお持ちです。
当時のギフトショップで求めましたから、名も何も付いていなかったように思います。ポツンと売れ残り状態だったのを、親が一生懸命値段交渉したと記憶しています。(*_*)