七夕

ドンさんが入院している病院に、洗濯物などを届けるため週2回ほど通っている。
コロナ禍で外部の者は入院棟に入ることが出来ず、様々な制約の中、院内の方々に大きな負担が掛かっている。


昨日、私が病院の玄関を入ると、入り口の検温モニター付近に跪く高齢の男性がいた。
その男性はバックを両手で抱え下を向いていたので、後方にいた私には、男性が診察券でも探しているように見えた。

すると、私とすれ違いに受付の係が男性に近寄り、「どうしましたか?」
「具合が悪いの?」と声を掛けた。

うずくまった男性がどのように反応したか不明だが、係が小走りで戻り、どこかに電話を入れている。

男性は、前のめりに倒れていた。

感染症の可能性があるので、医療従事者以外、手を出すことはできない。

保健所や医療機関に電話をしても、迅速な対応がなされない男性が、耐えられず自力で来院したのかもしれないと思って見た。


振り返り見て動揺した私は、いつもは使わないエレベーターに乗り込み、6階のボタンを押した。

6階に着いてドアが開いたものの、私が行くべき所はココではないと、その時に気付く。

6階とは、病院に来る前に寄った整体院があるビルの階数だ。

間違いを正すべく、思い切り降下ボタンを押した。


病室の手前にあるデイルームで、荷物を看護師さんに渡し、洗濯物を受け取り持ち帰る。

帰りのバス時間まで、一階フロアでしばらくぼぉーーーと外の風景を眺めた。

来院した時に見た高齢の男性は、その後どうなったのだろう。
この病院に来たからには、無下な対応はされなかったと思うのだが・・・・・。


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院内一階ホールに、毎年この時期『七夕飾り』が登場する。
街に出ずとも、七夕の雰囲気を感じることが出来るだろう。

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